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シェイクスピアも哲学者も、みんな歯痛にはかなわない。 |
There was never yet a philosopher that could
endure the toothache patiently.
のっけから難しそうな英語です。ご存知シェイクスピアの
劇作「空騒ぎ」の一節。
「歯の痛い時、黙って我慢できた哲学者など、かつて
一人としていたためしはない」
と訳されていました。
さすがのシェイクスピアも、歯痛だけには勝てなかったらしく、哲学者な
どと物々しいヒトを持ち出してその痛さを表現しています。これに続く
文章は、英語を猛勉強した人にとってもちょっと難解。
However they have writ the style of gods.
and made a push at chance and sufferance.
いくら哲学者が偉そうなことを言ったって一本の虫歯にはかなうまい、
ということでしょう。
シェィクスピアも人の子、まして今のように歯の健康維持や治療が発達していなかった
昔のイングランドの人です。おそらく、痛む歯をうらめしく思いながらせっせと名文をつづっ
ていたにちがいありません。
To be,or not to be.that is the question.
(死すぺきか、否生きるぺきか、それが間題だ。)
ハムレットが苦難に直面し、人問として精神の在り方を自問している名場面です。
これを書いていた時、もしシェクスピアが強烈な歯痛に悩まされていたとすれば・・・。
世に名高いあの名文句が歯痛の苦しみから生み出されたと想像することで、
当時の歯の痛みがいかに悩ましいものだったかうかがえるというものです。
さてさて、使いやすい歯ブラシも予防効果の高い歯磨きも簡単にできるわたしたち現代人。「歯の健康など
人間の出来ることではない」「結局最後は神頼み」、などと「運命の成行き」にまかせず、
自らの意思でお口の健康を維持し、「人生のたのしみ」を謳歌しましょう。
参考資料…丸善ライブラリー:安西哲雄著『シェイクスピアの名セリフ100』 |
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