皆さんこんにちは。
千葉県流山市の「おおたかの森 みわ歯科・矯正歯科」です。
むし歯・歯周病予防というと、どうしても歯磨きによる口腔ケアに意識がいきがちですが、唾液の状態も非常に重要となることをご存知でしょうか?
唾液にはお口の健康を維持する重要な作用が期待できます。
今回はそんな唾液とむし歯・歯周病との関連についてわかりやすく解説します。
唾液に期待できる効果とは?
◎そしゃく・嚥下(えんげ)の効率化
唾液には、水分によってそしゃく運動を円滑進め、飲み込みやすくする作用が期待できます。
これ自体は、むし歯・歯周病予防とはそれほど強い関わりはありませんが、お口や身体の健康を維持する上では非常に重要といえます。
また、食べかすなどを洗い流す自浄作用も期待できます。
◎殺菌作用・抗菌作用
唾液は無色透明な液体ですが、その中には細菌を殺したり、活動を抑えたりする成分が含まれています。
その作用はむし歯菌や歯周病菌にも及ぶため、歯や歯茎の病気のリスク減少へと直結します。
◎歯の再石灰化作用
私たちの歯は、酸性の刺激を受けると脱灰(だっかい)現象が起こります。
脱灰とは歯が溶けることであり、その現象が進むとかけがえなのない歯質を失うことになってしまうのです。
そこで重要となるのが、唾液に備わっている「歯の再石灰化作用」です。
唾液の中には、溶け出した歯質を修復する成分が含まれています。
これを専門的には再石灰化作用といいます。
歯は脱灰と再石灰化がバランス良く起こることで、健康な状態を維持することが可能となります。
唾液検査でわかること
当院では、患者さまの唾液の状態を評価する「唾液検査」を実施しております。
ほんのわずかな唾液を採取するだけで、どのような状態にあるのか把握することが可能です。
唾液に含まれる細菌の数や種類までわかるので、気になる方は一度受けてみてください。
検査自体は5分程度で終わり、すぐに結果がわかります。
唾液をたくさん出す方法
唾液には、お口の健康を維持する作用が期待できるので適切な量、分泌されることが大切です。
歯医者さんで口腔乾燥を指摘された方は、唾液腺マッサージを行ったり、日頃からガムを噛んだりするなどして、唾液の分泌を促進しましょう。
まとめ
このように、唾液はただお口の中を潤すだけのものではありません。
歯や歯茎の健康を守る上で欠かすことのできない重要なものです。
そんな唾液に関するお悩みがある方は、お気軽におおたかの森みわ歯科・矯正歯科までご相談ください。
当院は東武野田線・つくばエクスプレス線 流山おおたかの森駅から徒歩9分の歯医者さんです。