2020年5月3日
こんにちは。おおたかの森みわ歯科矯正歯科院長の三輪です。
今年のゴールデンウィークはステイホーム週間ですね。私も家族4人で家でのんびり過ごしています。
皆さんはご家庭でのお口のケアはいかがでしょうか。そこで今回は電動歯ブラシについて少し述べたいと思います。
電動歯ブラシの種類
・電動歯ブラシ・・・電動のブラシが振動、回転運動(約2000~7000回/分)をし、歯垢を除去する。
ブラウン オーラルBなど
・音波歯ブラシ・・・電動歯ブラシに音波振動を発生させて歯垢を除去する(約30000~50000回/分)。
パナソニック ドルツ フィリップス ソニッケアなど
ブラウン オーラルB
・高速上下運動+左右反転運動で歯垢除去
・PMTCと同じ丸型ブラシで、歯頸部にフィットしやすい。
・歯肉のマッサージ機能や押しつけ防止センサーが付いているモデルもある。
・世界の歯科医師使用率ナンバー1
・アメリカ歯周病学会推奨
個人的感想・・・振動が他よりも大きく、音もうるさい。歯頸部磨きに特化しているので、歯周病患者にはおすすめ。
フィリップス ソニッケア
・ブラシヘッドの約31000回/分の超高速振動と幅広い振幅の組み合わせにより、音波水流を発生させ、毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの歯垢を効果的に除去。
・強さや磨き方のモード(ホワイトニング、ガムケアなど)を様々に選べる。
・日本の歯科医師使用率ナンバー1
・一般に売られている中で値段が一番高い。
個人的感想・・・動きが複雑なので、当て方に慣れる必要がある。歯肉への振動がむずがゆい。
パナソニック ドルツ
・リニア音波振動による微細な動きと極細毛により、歯周ポケット内の歯垢を掻き出す。
・基本的に手用歯ブラシと同じ当て方なので、自分で動かさないと効果があまりない。
個人的感想・・・振動が比較的穏やか。コンパクトなので、出先で使いやすい。
補足など
・手用歯ブラシによる歯磨きとの差は、はっきりと証明されていない。
・ブラシを交換するのが約3か月毎で、一般的な歯ブラシよりも長く使えるが、コストはかかる。
・振動を感じるため、興味を持つ人は実際に手に取って確認した方がよい。
・ドラッグストアで買えるような製品もあるが、機能は限定的。
・電動歯ブラシであってもフロスや歯間ブラシなどの清掃補助用具は必要。
今まで診てきた歯周病患者さんは、比較的電動歯ブラシを使用している人が多かったですが、使い方が正しくなかったり、補助用具を使わなくてよいと思っていたりするケースがあったので、各々のお口の状況に合わせて選択してもらうことが大切です。